6月
15
2006

Moolaade(邦題:母たちの村)

リアルアフリカ。
何回かFGMについて書きました。
最近こんな映画をやるらしいです。
Moolaade(邦題:母たちの村)
FGMについて、モロど真ん中を突いた映画です。

母たちの村

物語は…
西アフリカのとある村。
コレは、第一ママ、第三ママや子供達に囲まれ、いつもと変わらぬ穏やかな朝を迎える。
“兵隊さん”と呼ばれる露天商が道端で食料品から身の回りの品まで売っている。
彼は買い物に来る女たちに次々と陽気に言い寄っている。
突然、4人の少女がコレのもとへと逃げ込み、怯えながら彼女の足にしがみつく。
「おばさん“保護”して!切られるの嫌だ!」

この村では、女の子たちは割礼を受ける決まりとなっていた。
今年は6人の少女が受けるはずだったが、彼女たちは割礼を嫌がり、4人はコレのもとへ、そして他の2人は町へと逃げて行ってしまった。

コレもまた他の女性たちと同じように割礼されている。
その為に2人の子供を流産し、娘アムサトゥの出産の時には帝王切開という大変な思いをしたのだ。

たとえ古くから伝わる伝統だとしても割礼は良くないと信じるコレは7年前アムサトゥに割礼をさせないという選択をしたのだった。割礼を受けてない女性は「ビラコロ」と蔑視され、
きちんとした結婚相手も見つからないとされている。
この村で、割礼を受けない事は大問題なのである。

4人の少女たちは、自分の娘に割礼を受けさせなかったコレに
「モーラーデ」(=保護)を求めて逃げて来た。
コレおばさんならば自分たちを守ってくれる、幼い彼女たちはそう信じたのだ。

そして、コレは少女たちを保護する事を決心する。
入り口に縄が掛けられ、「モーラーデ」が始まった。
コレがやめると宣言するまで保護は続けられ、誰も立ち入る事は出来ない。
この出来事で村中が混乱でごった返す事となる。
今までの伝統に真っ向から反対する行為に村の男達は憤慨する。
逃げてきた少女たちの母親も娘をビラコロには出来ない、
どうにか割礼を受けさせようと割礼師とともにコレの住居までやってくる。

コレは動じる事なくモーラーデを続ける。
自分の娘だけでなく、村の少女全員をビラコロにするのかと、
夫からも注意を受けるが、彼女はあきらめない。

初めはこの騒動に巻き込まれるのを嫌がっていた、第一ママ、第三ママも、
「私はあんたの味方よ。私も割礼は嫌いだよ。」そう打ち明け、次第にコレを応援するようになる。

伝統を頑なに守ろうとする者、新たな考えをする者。
2つの価値観が衝突し、村の緊張は更に高まり騒然となる
母たちの村

本作は、小さな村で起こる、2つの価値観の衝突を通じて、
アフリカの社会が抱える問題を浮き彫りにすると共に、
「尊重しあい、勇気を持って生きること」の大切さを我々に教えてくれる。

母たちの村

モーラーデ 【moolaade】
西アフリカの広い地域で話されているフルベ語の語彙である。
語根のモール(mool‐)には「避ける、逃げる」といった意味と並んで
「避難する」「(~のもとに)保護を求める」という意味がある。
モーラーデという語には中世ヨーロッパにおいて、
そこに逃げ込めば何人(なんぴと)の力も、法の力も及ばない避難所という意味があるフランス語のアジール(asile)と同様、
聖域とか避難場所といった意味を持つと考えられる。

ビラコロ 【bilakoro】
西アフリカのバンバラ語で「割礼を受けていない人」を意味する。
男子であれ、女子であれ、割礼を受けていないことは
「不浄」という概念に結びつけられる。
したがって、男子であれ、女子であれ、
割礼を受けていないとは、直接的には結婚相手としてふさわしくないということになる。

Moolaade | Ousmane Sembène | Research (2004).
見れるようになっていました。
英語の字幕ですが、なんとか見終わった後に感想を追記したいと思います。

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