12月
09
2006

イマキュレー・イリバギザのLeft to TELL(生かされて)を読んで

Left to TELL(生かされて) 
イマキュレー・イリバギザのLeft to TELL(生かされて)を読みました。
実体験なので、読み進めるスピードは流行るんですが、とっても苦しかったです。

1994年、100万人ものツチ族がフツ族に殺害された。当時、女子大生だったツチの著者イマキュレー・イリバギザは、牧師の家の小さなトイレに7人の女性と3カ月ほど身を隠した。

槍や大鉈を手にして自分を殺そうと探し回る声が、壁一枚を隔てて聞こえてくる。しかも彼らはかつての友人や隣人だ。想像を絶する恐怖の中、神との対話を力として耐え抜く。

フランス軍キャンプに駆け込んだ後は、両親と兄弟の無残な死を知らされた。そもそもツチとフツの争いは、ベルギーなど元宗主国が採り入れた差別的な階級制度に発する。
彼女は留置場の殺人者に面会、「あなたを許します」と告げたのだった。

98年、アメリカに移住、ニューヨークの国連で働き始める。虐殺や戦争の後遺症に苦しむ人を癒やすための基金設置にも奔走する。ナチの犠牲者アンネが綴った日記と並ぶ、感動的な物語。身の毛がよだつ状況を描きながら、勇気と希望にあふれて輝く。

ルワンダはこちら
ルワンダ 地図

ルワンダはアフリカの中でも小さな国です。
この小国で10年前に国の10分の1(80万人)が3ヶ月で殺されるという、民族浄化(ジェノサイド)がありました。
これは ユダヤ人の大量虐殺をも凌ぐ数の人が殺されたと言われています。
最近公開されたホテル・ルワンダも記憶に新しい所ですね。
その光景もこの本には描かれていました。
けど、この本はもう一歩踏み込んでいます。
当時大学生だった作者は今の私とそうたいして変わらない年齢。
一人の人間としての当たり前に起こる感情があふれ出していました。
(あふれ出すというより渦巻いてたかな?)
そして、1番難しい赦すと言う感情。

私自身、昔頭が沸騰しそうなぐらいキレタ事があり、
相手を赦す!と口では言っていてもゆってるだけで、
心はナカナカ許せてなくて口でゆってても自分を許してあげた
だけで、相手は許せてない、心の底から「もういいよ。許す」
って言えなかった時がありました。
そのときは本当に「許すって、怒る事より、泣く事より、めちゃくちゃ難しい事だ」と身をもって思いました。
ワタシが経験した事など、作者の経験には到底及びませんが、
作者は許すというこの行為を
やってのけました。本当にステキで強いと思いました。
たいていの人はコレができないのです(私を含め)

ルワンダ

昔キリスト教の学校に通っていたので、普通の方よりは信仰心はあるつもりです。信者ではありませんが
作者のもう一つステキだと思う事は強い信仰心です。
物凄く狭いトイレに7人も押し込めて90日もいたのです。信仰心が揺らがないわけがありません。
「何で私だけこんな目に?いつもお祈りしてるのに何で神様は私や家族をこんな目にあわすのです?ほんとに神様はいるんです?」
となるのが普通なんやと思います。でも彼女は祈り続けます。
祈って祈って祈って。
神様のお導きを待ち、それに身をゆだねます。
そこで思い出される暗唱聖句(聖書の中に出てくる素晴らしいフレーズ)

“神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。”-ローマ8:28-

彼女の書かれた本はまさにこの言葉。

「わたしたちは、わたしたちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。愛にとどまる人は、神の内にとどまり、神もその人の内にとどまってくださいます。」(ヨハネの手紙一4.16)

彼女の胸の内がまさにぴったりなこの言葉。
そして、聖書に書かれている赦しとはどういうことか?

ペトロがイエスのところに来て言った。
「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。七回までですか。」イエスは言われた。
「あなたに言っておく。七回どころか七の七十倍までも赦しなさい。
『マタイによる福音』18章21~22節

人間にとって、ゆるしてもらえないことも辛いが、実はゆるせないときの方がもっと辛く苦しい。
「地獄とは人をゆるせないことである」と諭してくれた司祭もいる。
なぜゆるせないとこんなにも苦しいのか?
それは「ゆるす」も「ゆるさない」も神のみがおできになる御業だからではないか?
ゆるすこともゆるさないことも、人間の不自由で弱い心ではできないのに、それをしようと思うから辛くなる。
だから、憎くてゆるせない気持ちがあったら、その心をそのまま神に明け渡せたら、きっと、そう、きっと楽にラクになる。

毎日礼拝でゆってた主の祈り
ここにも赦しが出てくるんですね。

天にまします我らの父よ
願わくは
み名をあがめさせたまえ
み国を来たらせたまえ
み心の天に成る如く地にもなさせたまえ
我らの日用の糧を今日も与えたまえ
我らに罪を犯す者を我らが赦す如く我らの罪をも赦したまえ
我らを試みに遭わせず悪より救い出したまえ
国と力と栄えとは限りなく汝のものなればなり
アーメン

許すことってどういうことか、私にはまだ少ししか理解できません。
もういいや!って切ることは出来るけど、それとも違うし、その人を認めてあげることなんでしょうか?
何があっても。もう家族愛しか無理だな。
今頃になって聖書がもっかい読みたくなってきました。

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